オルソケラトロジーは軽度の近視の治療にしか使えません。角膜の形を変えることで、入った光の焦点を網膜に合わせていくという方法なので、遠視の場合や乱視、また強度の近視の場合には、「定格のレンズによる一時的な癖付け」で対処するのが難しいのが現実といったところでしょうか。

 

今、オルソケラトロジーを越えたオサートという治療法にも注目が集まり始めているようです。オサートというのは簡単にいうと、オルソケラトロジーの進化型なのですが、進化型というだけあって、強度の近視や乱視、また遠視にも対応できるレンズになっているようです。遠視に対応できるということは老眼の治療も可能だということなので、手術ができず、また器具を使わないことでしかできない趣味をもっている人には本当に有難い治療法です。

 

ところが、このオサートがオルソケラトロジーの進化型なのは技術だけでなく、費用面でも進化型なのです。なんせオルソケラトロジーが定格のレンズを使うのに比べて、オサートでは完全オーダーメイドのレンズでの治療になり、患者に合わせて18箇所の特殊な加工をしたレンズを使うので、仕方ないと言えば仕方ないです。またオルソケラトロジーと同様にレンズの交換が必要になるので、その時にかかる費用も進化型です。オサートは、大体オルソケラトロジーの2倍〜3倍の費用がかかると言われていますので、1か月あたり30000〜50000円くらいの計算になります。49一般人の懐にはちょっと厳しい金額になってきますね。

 

眼科医が自身の視力矯正をするときメガネを選ぶ人が多いようです。理由は一番安全だからだそうですね。コンタクトレンズを装着するということは、正しい使い方をしていても、やはり多少は目にとって何らかの負担になるわけです。オルソケラトロジーやオサートに使われる特殊なレンズはとくに就寝時に使うものなので酸素の透過性に優れたものではあるようですが、やはり負担はゼロではないでしょう。しかし、これらの治療は昼間に裸眼で生活できることも加味するとすれば、目にとっては優しい治療法だと言えると思います。

自分でできる視力回復法へ

関連ページ

オルソケラトロジーレンズと酸素透過性とレンズ使用のリスク
コンタクトレンズを使ったことのある人ならば承知の事実かもしれませんが、レンズの使用に当たってはリスクがあります。
老眼と遠視と近視と治療
ほとんどの人が「調節力」を意識しないで、40〜50歳くらいまで過ごします。そしてその頃になると近くのものが見えにくくなり、「老眼になってきた」ということを意識し始めます。
「見える目」に大切な調節力
視力検査といえば思い浮かべるのはスプーンのような黒い道具を目に当ててCの形をした記号がどの向きに口を開けているかを答える検査じゃないかなと思います。
オルソケラトロジーと「近視の完治」について
体の調子が悪かったり、体の器官に不具合が生じると、人は病院にかかったりすることで治療し「完治」を目指します。
オルソケラトロジーができる状態と年齢
オルソケラトロジーというのは、特殊なコンタクトレンズによって角膜を一定のかたちに長時間固定することで、そのかたちに癖付ける治療法です。
オルソケラトロジーの費用
基本的にオルソケラトロジーのレンズの広告は薬事法によって禁止されているので、私たちがその費用を知ろうとしてみてもなかなか具体的な数字が出てこないことが多いです。
オルソケラトロジーと物を見ることの原理
目はどうやってものを見ているのかを理解すると、オルソケラトロジーが、なぜ有効なのかということがわかってきます。
オルソケラトロジーとは一体何なのか??
オルソケラトロジーというネーミング、普通に生活しているとなかなか聞かない単語です。